「東京いきもの調査団 課外活動~多摩丘陵編~ in 松が谷エリア」を開催しました!

2026.02.20

2025年10月15日〜12月15日に実施した「東京いきもの調査団 2025秋編」の現地イベント第一弾を、11月3日(月・祝)に開催しました。

1.「東京いきもの調査団 課外活動~多摩丘陵編~ in 松が谷エリア」について

八王子市松が谷は、草地や雑木林が公園や遊歩道として残っており、豊かな自然が身近に感じられる地域です。

本イベントでは、松が谷駅周辺の遊歩道や公園を巡るいきもの調査や、株式会社グリーン・ワイズの本社緑地や屋上庭園の見学も行いました。

ガイドを務めるのは、長池公園園長の小林健人さんです。

いきものの解説や探し方のレクチャーに加えて、松が谷エリアの成り立ちや歴史なども解説いただき、多摩丘陵の豊かな自然を感じながらいきもの調査を行いました。

午前中は、松が谷さんぽ道を通り、鳥の鳴き声や季節の花を観察するほか、草木を使った遊びについても紹介いただきながら、株式会社グリーン・ワイズの本社緑地を目指しました。

小林さんによる、観察を行うエリアについての解説

小林さんの解説を聞きながらスマホでいきものの写真を撮影し、Biomeアプリに投稿して、どこでどんないきものが見られたか記録を残していきます。

セイタカアワダチソウについての解説を聞きながら、写真撮影
解説いただいた種以外にも、見つけたいきものをどんどん記録する

株式会社グリーン・ワイズでは、お昼休憩を取り、本社緑地や屋上庭園の見学を行いました。

株式会社グリーン・ワイズ 本社事業所の緑地は、環境省が認定する「自然共生サイト※」です。スタッフの竹内さんに特別にご案内いただき、在来種を中心とした植栽のこだわりや、化学肥料・殺虫剤・殺菌剤などを原則使用せずに管理する手法について教えていただきました。

※民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域のこと

株式会社グリーン・ワイズ竹内さんによる、屋上緑地の解説

午後は、瀬谷戸さんぽ道や三本松緑地にて哺乳類の痕跡や季節の実を見つけるなど、自然観察を楽しみながら、ゴールである松が谷駅に向かいました。

タヌキなどの小動物が通る道「獣道」でのいきもの探しに取り組む様子
マップを見ながら観察コースの振り返りを行う様子

松が谷駅を出発し、緑道や公園・緑地を回って駅に戻ってくる全長2.5kmほどのルートで、多様ないきものを観察し、延べ400件を超える投稿が集まりました。

当日のルートはpeatixのイベント詳細ページに掲載していますので、ぜひご覧ください。

2.イベント中に観察したいきものたち

本イベントでは、植物や昆虫を中心に多様ないきものに出会うことができました。その一部をご紹介します。

ジョウビタキ

都内では、秋から冬の終わりにかけて見られる冬鳥です。松が谷エリアには、イベント日の1週間ほど前に飛来したそうです。

ジョウビタキのメス(スタッフ撮影)

ニホンヤモリ

夜に家の壁を這う姿がよく見られる、トカゲの仲間です。日中は、壁の隙間や木の洞などの狭く暗い場所で身を潜めています。

ニホンヤモリ(参加者撮影)

ゴンズイ

「秋の実探し」クエストの対象種です。熟すと赤い果実が割れて、黒く光沢のある種子が出てきます。

ゴンズイ(参加者撮影)

タヌキの溜めフン

哺乳類の中には、同じ場所に繰り返しフンをする習性「溜めフン」を行う種類がいます。タヌキもその一種です。

タヌキの溜めフンからイチョウが発芽している様子(イベント参加者撮影)

3.「東京いきもの調査団」とは?

「東京いきもの調査団」は、東京都の生物多様性を守るために、東京都・専門家・都民が一体となり、“デジタル版野生生物目録「東京いきもの台帳」” を作成するプロジェクトです。

野生生物の分布状況を調べるには、多大な時間と労力を要し、専門家による調査だけでは、日々刻刻と変化する生態系を網羅的に把握することは困難です。

そこで、「いきものコレクションアプリBiome(バイオーム)」を中心に、市民科学の力を活かして東京の野生生物の情報を収集・蓄積していく試みとして、「東京いきもの調査団」では、都内に暮らす一人ひとりが調査員となり、都内のあらゆる場所に生息・生育する野生生物の情報を集めることで、リアルタイム性と網羅性を兼ね備えた野生生物目録を目指しています。

多くのみなさまのご参加をお待ちしております。

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